ぷかぷかの目指すもの
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ぷかぷかの目指すもの
一緒に生きていこうよ
「ぷかぷか」は障がいのある人たちと一緒に生きていこうよ、一緒に生きていった方がいいよ、という思いでスタートしました。そのことを理念ではなく、目に見える形で提案するために、まずは「ぷかぷか」のスタッフ自身が彼らと一緒に働き、いろいろ非効率的なことがあっても、それを超えるものが彼らと一緒に働くことにはある、ということを実感したいと思っています。そこで感じたことをこのホームページを通して発信していきたいと考えています。
一緒に生きていった方がいいよ、という思いはメニュー欄「社会にはいろんな人がいた方が…」に書いていますのでご覧下さい。
出会いの機会を提供
彼らの働くお店(パン屋とカフェ)を街の中に作ることで、地域のたくさんの人たちが障がいのある人たちに出会う機会を提供したいと思っています。その出会いの中で、彼らと一緒に生きていった方がいいねって自然に思える関係ができたり、あるいは地域には彼らのような存在があった方がいいねって、これも自然に思えるような関係ができたらいいな、と思っています。「一個のパンを買うことから始まる素敵な物語」(クリックして下さい)を期待したいと思っています。
こういう人はやはり職場にいた方がいい!
彼らと一緒に働くとき、確かにいろいろ大変なことはあります。でも、それを超える楽しさが職場にはあります。いつも笑いがある職場なんて、そうそうないように思います。そして彼らと一緒にいると何よりも心がなごみます。人が生きていく上で一番大事なところだと思います。こういう人はやはり職場にはいた方がいい!これが私たちスタッフの実感です。
ただパンを買いに来ただけなのに…
お店に来て、彼らにふれ、心をなごませて帰って行くお客さんがたくさんいます。お店でわけのわからないことをずっとおしゃべりしていたり、接客がぎこちなかったりする利用者さんもいますが、それも含めて「ぷかぷか」のお店には、彼らがいるが故に、どこかほっとする雰囲気があります。
おいしいパンと一緒に,このほっとする雰囲気をお土産に持ち帰ってほしいと思っています。ただパンを買いに来ただけなのに、なんだか心まであたたかくなりました、というお客さんがたくさんいます。
彼らはすばらしい「戦力」
パンはお店だけでなく、区役所、子育ての拠点、養護学校などでも販売しています。
毎週販売に行っている瀬谷区役所では、始めた当初5,000円くらいだった売り上げが、4年たった今、10倍の50,000円を超える日もあります。パンがおいしいということはあるのですが、スタッフだけでやっていればこれだけの伸びは多分できなかったと思います。
お客さん達は彼らと会う日をとても楽しみにしているといっていました。彼らに会うと元気になるといってくれたお客さんもいました。つまり彼らの存在がパンの売り上げを押し上げているのです。
彼らは外販先に来ると目の輝きが違ってきます。外販先では自分たちの作ったものが目の前でどんどん売れていきます。自分たちのやっている仕事の意味がはっきりと見えます。だから外販先に来るといつも以上にみんな張り切るのです。
そういったことが合わさって3年目で売り上げが8倍を超えるという驚異的な成績を生んだのだと思います。彼らはすばらしい「戦力」なのです。
商品として売れるもので勝負
福祉事業所のバザーなどでよくある「障がいのある人たちが作ったものなので買って下さい」とか「障がいのある人たちが作ったものなので買ってあげる」といった関係のなかでものを売り買いしている限り、いいものはうまれません。
ぷかぷかは、商品として売れるものを作り、そこで勝負しようと思っています。ほかの店にまけないくらいおいしいパンを作ること、それを最大の目標にしています。そして「パンがおいしいから買う」という、当たり前の関係の中で勝負しようと思っています。その姿勢が仕事に緊張感を生み、利用者さんを日々成長させています。(メニュー欄の「福祉サービス大賞」をご覧下さい。)
人を変えるほどの仕事を利用者さんに提供できたこと
彼らといっしょに仕事をやり始めてあらためて気がついたことですが、自分で面白いと思える仕事は、人を変えるということです。「ぷかぷか」を始める頃は、仕事が持つ意味について、そこまでは考えていなかったのですが、実際に始めて見ると、仕事をすることによる利用者さんの変わりように目を見張る思いでした。
メニュー欄の「 仕事が人を変える」に具体例を書いていますので、読んでみて下さい。
人を変えるほどの仕事を利用者さんに提供できたこと、それは「ぷかぷか」の福祉事業所としての大きな成果だったと思います。
利用者さん一人一人が生き生きと働いています。ですから職場に活気があります。仕事が楽しいと人生も楽しくなります。