3周年記念イベント
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3周年記念イベント
3周年記念イベントをおこないました。内容は、ぷかぷかバンドの演奏、ワークショップで描いた大きな絵の発表と、朗読、歌のお披露目、ゲストのオペラシアターこんにゃく座の歌役者・相原智枝さんの歌、元黒テント役者・藤沢弥生さんの紙芝居「ちゅうたの空想」と即興パフォーマンス。
ぷかぷかバンドはサックス、フルート、トランペット、ベースギター、キーボードの演奏で、地区センターの会議室を借りて、利用者さんたちが自主的に練習。直前のよく晴れた日、カフェの前でリハーサルもやりました。
商店街の通りで、突然トランペットやサックスの音が鳴り響く風景は、なかなかよかったように思います。気持ちのいい風とお日様の光の中に、わくわくするような音が鳴り響き、いつもの風景が違って見えました。
ワークショップで描いた春をイメージした大きな布に描いた絵は抽象的で、よくわからない感じでしたが、それでも、色を塗りたくった利用者さんたちのエネルギーのようなものは感じることができました。
ツジさんの「ふきのとう」の朗読はくっきりとした声で、気持ちがこもり、すばらしいものでした。20数年前に小学校で習った「ふきのとう」のお話を、こんなにも鮮明に語るツジさんの天才的記憶力には本当にびっくりです。
朗読のあとは利用者さんみんなで春の歌を歌いました。短い歌でしたが、みんな張り切って歌っていました。こんな風に自分を表現する場を求めているんだと思いました。
歌役者相原智枝さんの歌は「マルチェリーナのタンゴ」(オペラ「フィガロの結婚」の挿入歌)「くうきのうた」「空をかついで」の3曲。「マルチェリーナのタンゴ」は私のリクエストで歌ってもらったもの。相原さんが昔「フィガロの結婚」の舞台で和服姿で歌ったのが強烈に印象に残っていたのですが、それを彷彿させるパワーあふれる歌でした。「空をかついで」は石垣りんさんの詩にこんにゃく座の萩京子さんが曲をつけたものですが、今の自分の思いと重なるところがあって、思わず涙がこぼれてしまいました。
元黒テント役者の藤沢弥生さんのやった紙芝居「ちゅうたの空想」は昔瀬谷のワークショップでやったことがあって、懐かしい思いで見ました。あの時初めてみんなで「空想」を元にお話を作って発表会まで持っていったのですが、「空想」することの楽しさをみんなで体験しました。「ぷかぷか」のメンバーさんともぜひワークショップをやって、「空想」と「表現」を楽しみたいと思いました。
即興のパフォーマンスは「やよ」(昔から藤沢さんのことをそんなふうに呼んでいるので、こう書かないとなにか収まりが悪いのです)らしいパワーあふれるパフォーマンスで、メンバーさんとのやりとりもあって、みんなが楽しめるいい時間でした。最後にウクレレ片手に歌った「ぷかぷか」の歌は本当にいい歌で、「ぷかぷか」のテーマソングにしようと楽譜を頼みました。
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